野良猫と庭

最近、庭で栽培しているハーブが収穫できそうな大きさになってきた。
ハーブといってもパセリなんだけど、パセリが好きなので、
庭一面パセリにしてやろうかと考えて始めた。

 

パセリだけでは寂しかろうと思って、ついでにバジルも育ててみようと思い、
タネを撒いたら、芽が出て、今はその芽を育んでいる最中。

 

毎日水をやり、たまに草を抜いて、ごく稀に肥料なんかもあげたりしてる。
ただ、庭もあまり広くないし、まめな方じゃないので、
なんとなくで育つものにしようと思って今のハーブ系(要は草)を育ててる。

はじまり

最近も、雑草が目立ってきたので、抜き抜きしてたんだけど、
ふと、香ばしい臭気が鼻をついた。

 

「これは、あれか。」

 

室内飼いしている猫と同じように鼻をクンクンさせて、臭いの元を探し出した。
コロコロとしてたので、片付けた。

 

ふと思う。
なぜ、こんなことをしないといけないのか。
そして、大切なハーブが汚染されるのはいやだ。

 

室内で猫を飼っている。と言ったが、正確には、妻が飼っていて、個人的には猫とは同居しているだけだ。だから、気まぐれで撫でたり、気まぐれで遊んだり、妻から許可をもらって鰹節をあげたりしているだけで、猫の世話や管理は完全に妻がしている。

ちなみに、妻の猫は室内飼いで、一歩も外に出たことがない。また、そのために旅行に行く際はペットホテルに預けている。最初は慣れないために点滴してもらったが(獣医が運営)、2回目以降は慣れたらしく大人しいどころかふてぶてしくも看護師さんに甘えていたそうだ。
個人的には、飼い猫を外に離すことも反対だ。猫がいく全ての庭に責任持てないでしょ。

野良猫と僕そして無責任な誰か

そんな僕は、基本的には猫が嫌いだ。
かつて実家暮らししていた頃、毎日泥まみれのサッカーウェアの泥を外で落としていたが、その時も隣のプレハブ下に住まう野良猫の香ばしい臭いに悩まされた。
若かったので、そんな野良猫に餌をやろうとするおばさんには真剣に食ってかかった。
僕「猫に餌をやるな。」
おばさん「餌をやっているのではない、置いているだけだ」
僕「なら、人んちのそばにゴミを置くな。」
おばさん「ワーワー」
僕「ワーワー」
姉「(なんか外騒がしいなぁ。って、Teketekeやん。。。出ていかんとこう)」
ちなみに、最後は近所の別のおばさんが仲裁に入ってくれた。

 

さて、それから10年は経過しているだろうか。

今でも思うのだが、猫の迷惑って、原因は猫にあるのだけど、
責任は人間にあると思う。

猫とは、
餌を食べたら排泄をする。たくさんいれば盛りもするし、喧嘩もする。魚じゃないので声もあげるし、狩ったり遊んだりもするし、水に濡れるのが嫌いだから風呂に入らない代わりになめて毛づくろいするから毛玉を吐く。
家で同居しているからよくわかるが、猫ってだいたいこんな感じ。
(家の猫は、寂しいってだけで明け方に鳴くんで起こされる。)

猫は愛くるしいだけのモフモフじゃなくて、「生き物」なんだということを理解できない身勝手な人間のために、猫と僕の悲しい不和がある。
僕だって、猫とモフモフするだけなら好きだし、手から鰹節を食べる姿はすごく可愛くて幸せな時間だ。でも、それだけじゃないんだよ。猫の一生は。

どうしたものか。

さて、そんな怒りをぶちまけるだけでは僕のパセリ園はいつの日かコロコロだらけになってしまうので、ちょっと「対策」を考えてみたい。

具体的には、これからやっていくことになるんだけど、方針は

  • 「猫を寄せ付けない」
  • 「コロコロは早期発見、早期排除」

の二本立てで行きたい。

猫を寄せ付けない

こちらが大変だし、工夫のしがいがある点だと思っている。
現状での案は、

  • 塀を高くまたは登れないように工夫
  • 音、臭い、散水によって猫を寄せ付けないように工夫

この辺りを考えている。ちなみに、以前テレビで検証していたが(10年以上前)、
樹脂の猫よけマット(トゲトゲしたやつ)、嫌がる臭い、自動散水などを使って猫よけ対策を試したところ、トゲトゲは基本避けられて、臭いも効かない猫がいる中、
感知式の散水器だけが猫を寄せ付けなかった
なので、個人的にはこれを導入したい。(頑張って自動水やり器にできたら一石二鳥)

塀は高くするついでに道路からの目隠しにもなるんで良いかと思っているが、結構面倒なので、とりあえず朝顔を植えようかと思ってる。(つる系で猫が苦手な植物なら尚良いが。)

コロコロは早期発見、早期排除

コロコロは放置されると大きく分けて二つの方向に向かう。

カラカラとジトジト

である。

カラカラは比較的コロコロの形容に近いが安全な方向を意味する。カラカラしてくれれば、被害は放たれる臭気だけである。(それが困るんだけれども)

さて、ジトジトは臭気に加えて何を産むのか。そう、ハエを生む。強烈な臭気に伴い、寄せ付けられたハエはハエをそこでうむ。これ以上は言わなくてよさそうだ。

こうした被害を避けるためにも、早期発見、早期排除が重要である。

早期発見には何より

「草の除去」

が求められる。

草があるから、発見しづらいのだ。

排除には、排除用の用具を整理しているといいのだと思う。
ゴミ袋、専用スコップ、手袋
これらを一同に集めておけば、見つけた瞬間にルーチンとして排除できる。

最後に

猫や野良猫の被害にあっていると、猫を見るだけで憎たらしくなることがしばしばある。でも、だからと言って、猫を棒で叩いたり、餌に毒を混ぜたりといったことをやってはいけない。野良だろうと屋外飼いだろうと猫は猫で必死に生きているだけで、それをむやみやたらに虐める権利は人間には無いだろう。猫には、僕の庭には君たちの居場所は全く無いんだ。ということを悟ってもらえるように工夫するしか無いと思う。

あと、野良猫に餌をやるだけの人間は鬼だと思う。生き物の本能である餌を利用して、自己満足に浸る行為は猫や周りの住民のためにならない。
定期的な餌の無い街中で生まれた猫たちがどうなるか知っているのだろうか?
汚染された水しかない中で暮らす猫がどうなるか知っているのだろうか?

最後に、10年以上前、街中で暮らしていた悲しい野良猫の話をしたい。
その猫は、黒猫で僕の家の隣のプレハブ下に住んでいた。
その猫に気づいたのは、成猫になったあとだった。どうやって大きくなったのか知らないが、他にも猫がいる中、その猫はその猫だと一目でわかる。

その猫は、動きがおかしかった。

そもそも俊敏に動けなくて、怪我でひこずっている訳でもないが、前後にブランコのように揺れながら動いていた。正直、怖かった。

高校生の頃だったが、母ともなんだか、気味が悪い猫がいるね。
足が悪いみたいで気の毒だな。と話していた。

そして、ある日、家の前の片側3車線の広い道路の真ん中で横たわっている黒猫がいた。
猫に気づいてから数ヶ月は経っていたと思う。

野良猫に気まぐれで世話をする人は、餌をやるなら最後まで全ての面倒をみてほしい。
その覚悟がないなら、餌をやろうと思ってもグッとこらえてほしい。